落とし物をした時の連絡先・受け取り方法・受け取る際の注意点について

生活アドバイザーTAKAHIRO

外出先で、うっかり落し物をしてしまったというような経験は、多くの人が体験しているのではないでしょうか。

安い傘やハンカチなどなら、落し物に気づいてもそのままやり過ごしてしまうかもしれませんが、財布や携帯電話を落としてしまった場合には、あきらめるというわけにはいきませんよね。

幸いにも、善良な人が落とした貴重品を拾ってくれれば警察や落とした場所の責任者から連絡が来て無事に手元へ戻ってくるという流れになるでしょう。

ただし、自分が落とし主だとしても返却してもらうためには一定の手順を踏まなければいけないのをご存知ですか?

今回はそんなもしもの時に備えて、落し物を返却してもらうための手順について分かりやすくお伝えします。

落とし物をしたらどこに取りに行けばいい?

警察・交番に確認

落とし物を見つけた方が届ける可能性が一番高いのは、「警察・交番」です。

警察や交番から落し物の連絡が来た場合は、どこへ取りに行けばよいのか確認しましょう。

落とした場所が遠方だったりすると、自宅から取りに行くのが難しい場合もあります。そうした可能性も含めて、以下の点を確認してみましょう。

  • 受け取り場所
  • 受け取り可能な時間
  • 受け取り方法
  • 落し物受理番号

落し物受理番号というのは、警察に落し物を届けた際に振られる受付け番号です。

クレジットカードや携帯電話など、個人情報に直結するような落し物の場合は、警察から携帯各社やクレジット会社に受付け番号を連絡することになっています。

受付け番号を告げると、返却がスムーズに行われるので、電話会社やカード会社から連絡が来た場合には、必ず落し物受理番号を控えましょう。

電車内での落とし物なら遺失物センター

電車内で落とし物をした場合は、各鉄道会社の遺失物センターに届けられることが多いようです。

鉄道会社の遺失物センターで一定期間保管された後、警察へ移管される場合が多いので、電車内で落とした可能性が高ければ、直接鉄道会社に問い合わせるほうが見つかる可能性が高いでしょう。

鉄道会社の遺失物センターがどこにあるか、またどの区間の管轄なのかは会社ごとに異なります。

JR東日本の場合ですと、ターミナル駅などに遺失物センターを設置していることが多く、乗った列車の時刻や車両などを控えておくと、落とし主を特定しやすいようです。

また、落とし物に名前と連絡先のデータなどが入っていると、直接連絡が来る場合もあります。

落とし物を受け取れるのは誰?

落とし物を受け取れるのは、原則として落とし主本人のみです。

それ以外の人が受け取ってしまうと遺失物横領として犯罪行為になってしまうので、どうしても本人以外の人が取りに行かなければ行けないような状況であれば、次の条件を満たす方にお願いしてください。

  1. 落とした本人と同居している家族
  2. 落とした本人から依頼を受けた代理人

1を証明するには、保険証など同居が確認できるものを持っていくほうが、無難でしょう。

2の場合は、委任状を用意していきます。

委任状は各警察のホームページから取得するのが、書式や記入事項などを確認しやすくてお勧めです。

実際に書くとき慌てないように、あらかじめ聞かれそうなことを準備しておきましょう。

落とし物を受け取る際に必要な持ち物

落とし物を受け取りに行っても、すぐに引き取れるわけではありません。

落とし物を受け取るためには以下の持ち物が必要になっています。

身分証明書

まずは、落とし主本人であるかどうか確認されるので、本人確認書類を準備していきましょう。

基本的には、運転免許証、パスポートなど写真つきの身分証がおすすめです。

印鑑

受け取りの際に押印が求められることがほとんどなので、印鑑も用意していきます。

印鑑の種類ですが、シャチハタ印は認められない場合があるので、避けたほうが間違いありません。

委任状

第三者に代理人を立てる場合は、落とした本人が書いた委任状を用意します。

オリジナルの委任状でもかまわないので、代理人に頼むときには、落とし主の名前や依頼される人の名前双方が記入されているか、委任する旨が入っているかなどをチェックしてください。

また、落としたものが携帯電話の場合は、代理人が同居している家族の場合でも、SIMカード番号や製造番号を尋ねられます。

普段あまり気に留めない番号ですが、落とした場合に備えて、これらの番号は控えておくように心がけたいものです。

落とし物を受け取る際の注意点

落とし物が引き取りできる時間に注意

落とし物を引き取りにいく場合、たとえ警察であっても受け取り時間が指定されることが多いものです。

場所によって時間が異なることもあるので、落とし物が見つかった連絡が来た場合には、受け取り可能な時間を確認しましょう。

落とし物の保管期限に注意

警察に届けられた場合は、届けのあった日から3ヶ月間保管されることになっています。

忙しくてなかなか取りにいけない場合もあるかもしれませんが、この期間を過ぎてしまうと所有権を放棄したとみなされ処分される可能性があるので、保管期間を過ぎてしまわないように注意してください。

仮に落とし主が判明しなかった場合、拾った人に落とし物の所有権が移る可能性があります。

拾得者は、落とし物を届けた際に「落とし主が現れなかった場合に所有権を取得するか放棄するか」の選択権があり、もし所有権取得の権利を放棄していなければ落とし主の権利失効後、2ヶ月以内は自分のものにできます。

いずれにしろ、「保管期間の3ヶ月」は落としたときからカウントされますから、携帯電話やクレジットカードなど悪用が心配な落とし物をした場合には、すぐに携帯会社やカード会社に連絡して機能を止めてもらいます。

こうした会社では、必ず紛失対応の受付窓口が設けられていますから、その連絡先を控えておくと安心です。

落とし物は郵送で受け取れる?

先に述べたように、落とし物の発見の連絡が来ても、どうしても取りに行けない場合もあるでしょう。

このような場合は、着払いにして送ってもらうことができるケースも多いようです。

先の必要書類などを準備した上で、送ってもらえないか相談してみてください。